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OVERVIEW

概要

国立病院機構の理念

国立病院機構が担う医療

私たち国立病院機構は国民一人ひとりの健康と我が国の医療の向上のためにたゆまぬ意識改革を行い、健全な経営のもとに患者の目線に立って懇切丁寧に医療を提供し質の高い臨床研究、教育研修の推進につとめます。

主な業務

医療の提供について

国立病院機構は、がん、循環器病、難病をはじめとする多様な疾患に、143病院による全国的なネットワークで取り組むとともに、地域のニーズにあった医療の提供を目指しています。
このネットワークでは、患者さんの目線に立った、国民に満足される安心で質の高い医療を提供します。

【患者さんの目線に立った医療を提供します】
  • 患者さんが、病気や医療の内容を理解し、自分にあった治療法を選択できるよう、わかりやすい説明に心がけます。(インフォームドコンセントの実施)
  • 治療法の選択などで、患者さんが主治医以外の専門医に意見を求める場合に、適切な対応ができる体制 (セカンドオピニオン制度)を構築していきます。
  • 患者さんの満足度を毎年度調査し、患者さんの目線に立ったサービスのチェックを行います。
【より安心な医療を求めていきます】
  • 医療事故を防止するため、病院内においては、医療を安全に管理するリスクマネージャーを中心に、職員がヒヤリとしたり、ハッとしたりした事例(いわゆる「ヒヤリ・ハット事例」)を分析し、適切なリスク管理を進めます。
  • 患者さんに信頼されるように、カルテ等の診療情報を積極的に開示するとともに、プライバシーの保護に努めます。
【患者さんへの医療サービスの質をより向上させていきます】
  • より短い期間で、より効果的な医療が提供できるように、計画的な治療を進めていきます。(クリティカルパスの活用)
  • 医師、看護師などの各職種が連携して、質の高い医療サービスを患者さんに提供するため、チーム医療を進めていきます。
  • 職員の資質の向上に努めるため、国立病院機構のネットワークの中で、定期的に職員の研修を行っています。
  • 患者さんにとって、わかりやすい標準的な医療を提供するために、国立病院機構の疾患ごとのネットワークで臨床研究グループをつくり、主要な疾患について診療指針の作成を目指します。
  • 地域に開かれた医療を提供するために、高度な医療機器の共同利用を進めるとともに、患者さんや地域医療機関の職員、住民の方々などを対象とした公開講座や研究会を開催しています。
臨床研究や教育研修の推進について
【臨床研究を推進します】
  • 国立病院機構では、患者さんへの診療とともに、143病院によるネットワークの豊富な症例を基に、我が国における医療の質の向上や標準化を行うための調査研究を独自に推進していきます。
【教育研修を推進します】
  • 独自の臨床研修プログラムに基づく臨床研修医の養成や、キャリアパス制度の構築により、質の高い医療従事者の育成を目指していきます。

政策医療

国立病院機構は、政策医療ネット・ワークによりナショナル・センター又は高度専門医療病院を中心として、国立病院・療養所が担ってきた19分野の政策医療をさらに充実発展させていくこととしています。

19分野の政策医療ネットワーク

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